Q28. 出会ったばかりの女の子に「君ら勝ち組だろ」と言ってしまった男の話

Q28. ある飲み会で、会って5分も経っていない女性達に「勝ち組の雰囲気出してる」と言ってしまいました。あとで失礼だったと反省しましたが、なぜそんなことを言ってしまったのか自分でも分かりません。一体何が起こったのでしょう？

-----------

A28. バリで羽ばたく鷹の爪の答え

残念な質問がきてしまいました。
でもお答えしましょう。ずばり、あなたはうけたかったのです。
会って５分も経たない女性たちにあなたは、うけたかったのです。

何が起きたのか、とのご質問なので、
親切にもあなたの内面で起きたことをことばにしてあげましょう。



（心の中）「お、なかなかきれいなネーちゃん達が来たな♪」
（心の中）→「しかし、何を話せばいいかわからないな」
（心の中）→「みなさんお綺麗ですね、とか言ってみようかな。（とても言えない）」
（心の中）→「どうにかこの気持を伝えて気を引きたいな（とりあえず何か言ってみよう）」
（心の中）→「いやー、やっぱり言えないなあ。どうしよう。」
（心の中）→「でもやっぱ何か言っときたい。つーかキレイな女ってなんかむかつくなあ。ドキドキ」
（実際の発言）→『みなさん勝ち組の雰囲気がでてますよね』

というプロセスを経た上での勝ち組発言だったわけです。

なんのことはない、気を引きたかっただけなのです。
ずばり、「君、かわいいね」と言えない男の断末魔だったのです。
頭の中でコジれにコジれた末に、あのような恥ずかしい発言につながってしまったのです。

そして、その舌の根も乾かぬうちに、天下の鷹の目に対して「一体何が起こったのでしょうか？」などと白々しい質問をしてきたというわけですね。まったく。

そして、言うにことかいて、「失礼だったと反省しましたが、」などとまったく心にもないことをこっそり付け加えてきたりするのです。

この何重にも折り重なった周到で慇懃な態度こそが、あのときあなたの中で起こったことなのです。
猛省を要求します。


この回答では満足いかない？事実と反する？いいでしょう、では違う角度からお話しましょう。
あなたは、キレイな女性たちを見て、ハートがうきうきドキドキしたのです。したのですが同時に、少しイラッとしたのです。なぜなら、それは、「こいつらはこの美貌でのうのうと素知らぬ顔で世渡りしてきやがったんだろうな、さぞかし楽チンだったことでしょう、と嫉妬したのです。男なのに女にシットしたのです。シットです。もちろんあなたに起こったことをひとことで言うなら、ドキドキで彩られたどす黒いシットです。シットなのです。

あなた、これ以上わたしに言わせる気ですか。もうやめましょう。
あなたはそんなに悪いことをしたわけじゃありません。女性たちも失礼どころか少し気分が向上して家路につかれたことでしょう。勝ち組と言われて本気で怒る女性がいるわけがないじゃないですか。

ただあなたの唯一の過ちがあるとしたらそれは、こんな見え透いたアクの浮き足立った質問を、よりによって鷹の目にのうのうと投げかけてきたことにほかなりません。

命がいくつあっても足りない。
あなたよ、もう少し世の中を勉強されたほうがよろしいと思います。

素直になれないなら少なくとも、失礼を重ねないように配慮すべきです。
あなたは鷹の目に対して、大変失礼な行為を働いたのですぞ。あなた、それがわかりますか？

それがわかるまではあなたは、うっかり発言をしたなどとうかれていないで、もっとよく自分で考えてみてください。けっして頭が悪いあなたではないのでしょうから。

なむあみだブツ