2012-01-13

Q36 もし過去の自分に会えるなら、何か自分にしてあげたい事や言いたい事はありますか?

Q36 ①「もし過去の自分に会えるなら、何か自分にしてあげたい事や言いたい事はありますか?そうした場合、今の自分は現状とは何か変わっていると思いますか?」

Q37 ②過去の事振り返ってもワクワク感があまりないから、もう一つ質問!
「もし自分に子供がいたら、身につけさせたいものは何ですか?(能力・感性など)」

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①から回答しましょう。
実は驚いていることがあります。それは、過去の自分に言ってあげたいことがうまく浮かばないことです。でも思いつくままにはじめてみましょう。

まず思いつくのが、ぼくは中学と高校でバレーボール部に所属していたのですが、
実はあまりいい思い出ではありません。悔しく情けない思い出の方が多いのです。そして、バレーボール自体、自分に向いていなかったと思います。好きだと思ってやってなかった気がする。なにか意地や体裁がメインの動機になっていた気がする。

そして、どっかどう見ても文科系の鷹の目なのですから、スポーツにこだわらず文化部で楽しめばよかったなと大人になってから思ったりしました。たとえば鷹の目は後に映画を大好きになるので、映画部とかに入って自主映画なんか撮ってれば、もっとちがったかたちで充実した青春があったかな?とか思います。それかいっそ日本の大学を受験することにこだわらないで、海外へ留学を目指したり、たとえばそのための奨学金獲得のための猛勉強ならまた違ったかたちの展開があったかな、と思ったりします。そんな偏差値で大学決めるようなことはしないで。

だから、中学は仕方がないとしても、高校に入るときに、すでに中学のときに自分はバレーボールに向いてないらしいとわかっているのだから、中学時代のリベンジをする、などという意地を張らないで、文化部を含めてゆっくり部活を見定めて,自分が心から興味をそそられることをやったほうがいいぞ、とアドバイスしたらどうなったか、という仮定は成り立ちます。でもね、高校生のぼくは聞き耳持たなかったと思うんです。当時は文化部の奴らは軟弱だと決めつていて、体育会系以外に男の青春はないと決めつけていて、また、青春するなら個人競技より団体競技だと決めつけており、また、バレーボール以外にとくに好きなスポーツも得意なスポーツもなく、少なくとも中学で3年間やった分だけのアドバンテージがあるわけで、レギュラーにこだわる高校生の鷹の目にとっては、バレーボール以外の選択肢はもう見えなかったはずです。そんなどこぞのしらない大人がやってきてアドバイスしたって、「はあ〜?」と言ってガン無視したことでしょう。

そして、じゃあ高校生の鷹の目に、本気で薦めることは何か?と言われると、答えに窮するのです。先ほども言いましたが、映画部や留学を薦めてはみますが、やはりどう考えても「だがそれは自分で決めろ」としか言ってはいけない気がする。だとしたら、高校生の僕は映画など興味はなかったし、海外も全くもって興味がなかったわけだから、何も変わらなかったにちがいありません。もしできることなら、海外旅行に連れ出して、ほら、世界は広いぞ、と見せてやるとか、映画の撮影現場に連れてって、ほら、ドキドキしないか?と言うことはできたかもしれません。そこまですれば、もしかすると。

で、自分のことばかり書いて恥ずかしくなってきましたが、あーでもそういう風に、単にアドバイスではなく、実際に未知の現場に連れてってあげていれば、何か変わったかもしれないとは思いますね。しかし、あの頃、ぼくを縛っていた「こうでなければならない」は相当強固ですので、ちょっとやそっとで変わらなかったかもしれません。16歳の鷹の目は、決して柔軟な感性は持ち合わせていなかった。いや、持っていたかもしれないが、それを生きてはいなかったのです。


あと、大学の頃、社会人の駆け出しのころ、言ってあげたいこと、見せてあげたいものはいろいろ出てきそうですが、あまりに個人史の開陳になってしまうので、やめます。

①はこれくらいで終わりにしましょう。めぼしい結論はでなかったようで、申し訳ないです。長くなったので②は筆を改めて書くことにします。

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