2011-09-08

Q14 女子サッカー選手についてどう思いますか?





Q14 伊藤鷹の目の鷹さんは,何にでもすぐに飽きてしまうと聞いています。そんな鷹さんは,鷹さんとは真逆の大原さんという女子サッカー選手を知っているそうですね?鷹さんにとってこの大原さんについての記事、および、大原さんご自身についてどう思いますか?

http://www.asahi.com/sports/column/TKY201108160248.html


A14 伊東へ行くならハ・ト・ヤの鷹さんの答え

んー、そうきたか。
もうこの記事については他のとこ前でもコメントしたので、実はもうあまり書く気が起きないんだけど、また、コンラッドくんが何を書いてほしそうかちょっと読めるのでつまらない感じもするんだけど、また違うことも出てくるかと思うので書いてみます。

まず、この記事は、
2つのラインが蛇行線を描いているように見えます。
記者の意図と、大原さんの言いたいことです。

ぼくは大原さんを個人的に知っているので、その印象も加味して書くわけですが、まず、記者は「女子サッカーの恵まれない環境」「女子サッカーの裾野を広げるには?」という視点で聞いてる気がするね。

それに対して大原さんは、「私はサッカーが好きだから続けてきただけ」「サッカーほんとに楽しいよ。みんなもやってみればいいのに」ということを一貫して言ってるだけという気がしますね。

そういうズレを感じる。

それに、会社から見放されてまで沢(神戸)や山郷(浦和)がサッカーを続けてきたという事実を、苦労話や根性話にしないで、どうしてそこまでしてサッカーをやりたかったのか、という方向で突っ込んだほうが面白いと感じたな。

もちろん、それは、この記事でまさにインタビューされている大原さんが、なんで30年間も現役選手でありつづけようとしてきたのか、というところにフォーカスは移っていくよね。

プロとして飯の種というわけではなく、他の仕事もしながら、どうしてこんな苦労をしてまでサッカーをやりつづけてきたのか、そこんところを聞きたくなるね。

個人的な話ですよ。

でもそこしか面白いところは、もはやない。時代的にそうなんです。

女子サッカーを見たい人が増えれば女子サッカーは普及していくだろうし、環境も整っていく。いちいち分析することでもないよね。

だいたいあらゆる分野において「意識改革」が成功した試しはない。

またピントがずれてきたと思うけど、とにかく、せっかく大原さんを取材したのなら、現役30年というところにまず驚くべきだし、「なんでそこまでして」というポイントをまず明らかにしてほしいね。もちろん「なんでそれが可能なのか」も合わせて。
そこを苦労話と根性論を華麗にスルーしながら聞き出せていけたら、女子がサッカーをするということの真髄が見えてくるかもしれないね、超テキトーに言ってるだけだけどね。


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伊藤鷹の目Q&Aとは…
アルヨプロジェクトの頭脳、伊藤鷹があることないこと全ての質問にとりあえず答える。
おもしろいかどうかは時の運とコンディションに大きく左右される。

1 件のコメント:

  1. この記事を読んだときの違和感はそれだったのか。
    鷹の目ありがとうございます。

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